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虫で染める赤いフェルトコースター2017.03.05 Sunday
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大阪と兵庫で
ワイルドフラワーデザインスクールと
プリザーブドフラワーデザインスクールの
インストラクターと
ハンドメイド雑貨を販売しています
アトリエ リボン・ピーの
荳果(とうか)です。本日は大阪市立科学館の
『虫で染める赤いフェルトコースター』
のワークショップに参加しました
講師は京都の老舗手染メ屋の青木正明先生です
たびたびほあいと 国産大麻編みもの雑貨のAsukaさんの
麻炭染めや屋久島の土染めのワークショップで染め物体験はしてましたが、
虫で染めるってどうやるのと思い、参加しました
ラックカイガラムシでこのウールの原毛を染めます
ラックカイガラムシは中国南部からネパール、ブータン、ビルマ、タイ、インドなど
南アジア全域に生息していて、染料や工業用に人工的にも育てられています。
ラックカイガラムシの雌は体内にラッカイン酸という赤い色素を持っています。
その雌がマメ科の樹木に寄生して、
体から樹脂を分泌し、上のような虫こぶを作ります。
これを粉々に粉砕したもので染めるのです。
こちらはその断面。
最初はウールの原毛からフェルトを作るところから始めます。
ざるの上に細かく裂いた原毛を縦横に重ねてゆきます。
それに石鹸水を足し、もみ込んでゆきます。
ざるを使うのがミソだそうです
ざるで擦れ合うとより一層、繊維が絡みやすくて良いそうです。
フェルトができたら水洗いし、ミョウバンで先媒染します。
次に米酢と粉末状のスティックラックで色素抽出し、
いよいよコースターを入れて染色です
90℃まで加温してから冷まし、水洗いして出来上がり
染色は手作業の楽しさもありますが、
青木先生のわかりやすい解説で理科の勉強にもなりました
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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荳果(とうか)JUGEMテーマ:染め物